top of page
top画.jpg

ギャラリーそうめい堂は、市川詩織の個展「勘違いの記録」を開催いたします。
市川は、人間の周りで苦労する生き物を描くことで、人間社会が持つ問題について、客観的な視点と愛情をもって鑑みようと試みてきました。
人間社会についての作品を制作する為に、人間をあえて描かない手法を選んだ理由を、市川は以下のように語ります。

「生き物たちの生活を観察する時、私達は彼らの仕草と眼差しに対して何か意味を求めます。彼らと私達は感じ方の構造も違うし、彼らは言語を持っていないので、その答えを教えてくれることはこの先無いというのに。ですが、私達はその行動をやめられず、また、ある種の愛情を持って彼らの心情をくみ取ろうとしていることは確かです。言語や文化、宗教を越えた、人間全てに共通するものとはどういうものなのだろうと日々考えます。私たちと世界の感じ方の異なる彼らの心情をくみ取ろうとする時のあの感覚は、きっとこの世界を良くする一つの突破口になるのではないかと思うのです。」

「勘違いの記録」と題された本展では、グルメなゴキブリ、相手を疑りつつ求愛ダンスをやめられない蝶など、偶然目にした光景を「あれはこういうことだったのもしれない」と作家なりに汲み取り描いた「勘違い」の数々が絵画と版画となって並びます。
ぜひ楽しくご高覧下さい。

(メインビジュアル作品: 「抱き上げの法則-1: 無のハト」

    2025年 紙にシルクスクリーン 25.3 × 20.3 cm)

Date

2025

7. 12 sat. - 26 sat.

Artist

市川 詩織

ICHIKAWA Shiori

Profile

2012-2016 東京藝術大学 絵画科 油画専攻 学士 
2016-2018 東京藝術大学 大学院美術研究科 絵画専攻 版画研究分野 修士

Exhibition

2025

the mystery club(s+arts 個展

小さいアート(藝大アートプラザ)

ON PAPER(TAKU SOMETANI GALLERY, WHAT CAFE)

​勘違いの記録(ギャラリーそうめい堂、個展)

2024
tagboat Art Fair(タグボート、大丸東京)
supernatural friendship (TAKU SOMETANI GALLERY)

come across a passage(haku kyoto)
2023
石の下の倫理(ギャラリーそうめい堂 個展)
2022
downtime (s+arts 個展)
ON PAPER(TAKU SOMETANI GALLERY)
tagboat Art Fair 2022(TOKYO PORTCITY TAKESHIBA)
ちょっと寄り道しませんか(Nezu curry Luckey)
Art Fair GINZA(MITSUKOSHI Ginza)
2021
blooming sensations (s+arts グループ展)
Staying Pets (TAKU SOMETANI GALLERY 個展)
2020
SLEEPING INSTINCT ねむる本能
(ギャラリーそうめい堂 個展)
s+arts summer exhibition (s+arts グループ展)
2019
Sur and Smile (s+arts グループ展)
FUNNY BONE (TAKU SOMETANI GALLERY 個展)
2018
Hey Human...(ねえ人間...)(TAGBOAT 個展)
Independent Tokyo(TAGBOAT 特別賞)
2017
Shotai Exhibition (SO Fine Art Editions,アイルランド)
ZURETA / INTERNATIONAL PRINTED ART
(上海美術大学)
2016
石橋財団より助成を受けポーランドにて制作・展示

Web Exhibition

会期中こちらに展示作品を公開・販売いたします。

​公開まで今しばらくお待ちください。

bottom of page