ストーリー
いつもの時間になり、犬たちはその部屋に集まった。モニターには自分たちと形がよく似た生き物が映っていて、月に向かって吠えている。犬たちにも時折それをやりたくなることはあったので、ああ、彼も同じなのかと各々が頷いた。
その生き物がいる場所には、普段犬たちの身の回りにあるような建物や、人や、美味しそうなものはなさそうだったが、不思議と彼らを惹きつけた。時折映るその生き物の言葉のない眼差しに、心奪われる時があった。遠い昔、何かその瞳に守られていたような。そして、何かを伝え合っていたような。

作品
年代 : 令和3年
サイズ : 36 × 45 cm(シートサイズ)
限定 : 4/10
技法 : フィルムにシルクスクリーン
詳細 : シート価格
額装 : ご相談下さい

プロフィール
2012-2016 東京藝術大学 絵画科 油画専攻 学士
2016-2018 東京藝術大学 大学院美術研究科 絵画専攻 版画研究分野 修士

展覧会
2021
・blooming sensations (s+arts グループ展)
2020
・s+arts summer exhibition (at s+arts gallery)
・SLEEPING INSTINCT ねむる本能 (ギャラリーそうめい堂 個展)
2019
・FUNNY BONE(TAKU SOMETANI GALLERY 個展)
・Sur and Smile(s+arts グループ展)
2018 
・Hey Human...(ねえ人間...) (TAGBOAT 個展)
・Independent Tokyo(TAGBOAT 特別賞)
・なでたような跡がある(表参道画廊 グループ展)
2017
・Shotai Exhibition (SO Fine Art Editions,アイルランド)
・ZURETA / INTERNATIONAL PRINTED ART
(上海美術大学)
2016
・石橋財団より助成を受けポーランドにて制作・展示

ディレクターコメント
 人間の周囲の生き物と人間の関係を主なモチーフとして、シルクスクリーンやドローイング作品を制作している市川。ユーモアに富んだ作品は単なる風刺画ではなく、現代に生きる我々人間の矛盾や滑稽さがある種の慈しみを持って描きだされている。人間に翻弄される生き物たちに対して生まれる奇妙な笑いとすこしの罪悪感、そしてそこに確かにある愛情。メディアとして用いられた版画に隠されたメッセージを読み解くのも面白い。

Story
It was time to go, and the dogs gathered in the room. On the monitor was a creature that looked a lot like them, howling at the moon. Each of the dogs nodded their heads with wondering if he was the same since they sometimes felt like doing the same thing.
The location didn't seem to have any of the buildings, people, or yummy things that the dogs usually saw around them, but it strangely attracted them. Sometimes, the wordless gaze of the creature on the screen was mesmerizing. It was as if they had been protected by those eyes a long time ago. It was as if they had communicated something to each other.

Information
Date : 2021
Size : 36 × 45 cm (Sheet size)
Edition : 4/10
Technique : Silkscreen on film
Detail : Not framed
Frame : Please ask

市川 詩織 / 本能の学校

SKU: IS039
¥49,000価格